Pavel Foltýn (パヴェル・フォルティン)


音楽教師であった父の下で、幼い時から恵まれた音楽環境に育ち、8才からヤナーチェク・フィルハーモニー首席奏者J・コロシュ氏の下でフルートを始める。その後オストラヴァ音楽院を経てヤナーチェク音楽大学を卒業。その間にA・ホラーク、V・ベラン、A・ボウレク各氏に師事。1981年からフランス政府給費留学生として、パリ・エコール・ノルマルに留学し、コンサート・フルーティストの学位を取得。C・ラルデ氏に師事し、1年間でディプロマを得て、卒業後はA・マリオン氏の下で研鑽を積む。帰国後もチェコ文化省より研鑽援助を受け、M・ムンツリンゲル氏に師事。1981年「プラハの春」国際コンクール入賞を始めチェコ国内、ポーランド、ハンガリー等ヨーロッパでの国際コンクールで1位入賞、他数々のコンクールで入賞。

日本では、1996年から毎年リサイタルやソロ・コンサート等を行い、NHK・FM名曲リサイタル、NHK・ベストオブクラシックにも出演。また、学習院初等科定期演奏会を始め多数の定期演奏会のゲスト出演や公開レッスン等を行っている。

マルティヌー、シュルホフのソナタ、フルート小品集、モーツァルトのフルート協奏曲、フルート四重奏曲、ベートーヴェンとレーガーのセレナーデのCDなど多数録音。また、オネゲルの「フルートとイングリッシュ・ホルンのための室内協奏曲」をドヴォルジャークホールにてJ・ビエロフラーヴェク指揮・プラハ室内フィルハーモニーと、スメタナホールにてS・ボド指揮・プラハ交響楽団と、群馬音楽センターにてJ・フルネ指揮・群馬交響楽団と共演し、録音発売している。また、マルティヌーの「フルートとヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲」をスメタナホールにてZ・マーツァル指揮・プラハ交響楽団と共演、フェルトの「フルート協奏曲」をボフスラフ・マルティヌー・フィルハーモニーと共演。

チェコ・フィルハーモニー、プラハ交響楽団首席奏者を経て、群馬交響楽団第一フルート奏者(2021年退団)。


使用楽器:SANKYO 24Kフルート